数千キロに及ぶ海岸線、湖や川の数々に恵まれたニュージーランドは、ウォータースポーツのメッカです。
数千キロに及ぶ海岸線、きれいなビーチ、湖や川など、ニュージーランドは楽しく遊べる水場がいっぱいです。
楽しいアウトドア・アクティビティ、ラフティングのできる川はニュージーランドの各地にあります。急流を下るホワイトウォーター・ラフティングはスリルいっぱいのアドベンチャーです。地下の洞窟を流れる川を行くブラック・ウォーター・ラフティングというユニークなオプションもあります。
スタンドアップ・パドルボード （SUP) はニュージーランド各地のビーチや湖でレンタルできます。年齢層や体力レベルの異なる幅広い層に人気があります。
ニュージーランドの美しい海岸線を満喫するなら、シーカヤックがぴったりです。様々なガイド付きカヤックツアーが催行されているので、参加してみるとよいでしょう。北島では、ベイ・オブ・アイランズ、オークランドのハウラキ湾、コロマンデル半島、ベイ・オブ・プレンティ、南島では、北端に位置するマールボロ・サウンドとアベル・タスマン国立公園が人気です。マオリの伝統的なカヌー、ワカに乗る体験ができる所もあります。カヤックは湖や川でも楽しめます。急流に挑みたい方には、ホワイトウォーター・カヤックのツアーがあります。タウポ湖の名所、マオリ・ロック・カービングをカヤックで訪れるのもおすすめです。
ニュージーランドのサーフィンの素晴らしさは世界水準です。経験豊富なサーファーも、スクールから始めたい初心者も存分に楽しめます。主なスポットは北島西海岸側に多く、ラグラン、ピハ、ムリワイ、タラナキ地方の「サーフ・ハイウェイ」国道45号線沿いが有名です。東海岸側ではギズボーンが人気です。
南島のウエストポート、カイコウラ、バンクス半島、ダニーデンにも絶好のスポットがあります。
ニュージーランドの魅力は水面下にもあります。ダイビングやシュノーケルのできる場所は海沿いの至るところにあり、沈船やドロップオフ、亜熱帯のリーフなどをすみかにする海の生き物たちの世界を垣間見ることができます。
ノースランドのプアー・ナイツ諸島の海洋公園は、探検家でありダイバーとしても有名なジャック・クストーも絶賛した、ニュージーランドでも随一のダイビング・スポットです。
初心者からライセンス所持者まで幅広い層を対象に、各種のダイビング・ツアーが催行されています。ダイビングを学べるコースもあります。
ニュージーランドでは泳げる場所が身近にあります。穏やかな波の寄せる金色の砂浜、荒波の砕ける黒砂のビーチ、湖、川、滝などで泳いでみましょう。ユニークな体験をしたい場合は、コロマンデル半島のホット・ウォーター・ビーチへ干潮時に行くと、自前の温泉を掘って楽しむことができます。また、ワナカのブルー・プールズでは、氷河から溶け出した独特な青色の水で泳げます。
ニュージーランドの景色や野生動物を楽しむクルーズは豊富にあります。小型船で近場をめぐるものから、カフェや案内付き、さらには宿泊込みの立派な客船で行くものまで、多種多様です。イルカやクジラに会いに行くクルーズは、ベイ・オブ・アイランズ、オークランド、カイコウラから出発しています。アカロアなら、絶滅危惧種のヘクターズ・ドルフィンが見られます。北島で特に人気があるコースは、ベイ・オブ・アイランズのホール・イン・ザ・ロック、コロマンデル半島のカセドラル・コーブ、オークランド沖の島めぐりです。南島では、アベル・タスマン国立公園のほか、アオラキ/マウント・クック国立公園にある氷河の末端部を見に行くユニークなボート・ツアー、フィヨルドランドの壮大さが満喫できるミルフォード・サウンドやダウトフル・サウンドのクルーズが評判です。
ジェットボートに乗ると、周囲の景色が超高速で飛んでいくようなスリルが味わえます。ジェットボートの代表格は、クィーンズタウンのショットオーバー・ジェットです。タウポのフカ滝に水しぶきがかかるほど接近して、その壮大さを体感してもよいでしょう。ファンガヌイ川から「行き先のない橋」を見に行ったり、クライストチャーチ郊外で独特な網状河川を疾走したり、フィヨルドランド国立公園の奥へジェットボートで入ったりするオプションもあります。
泳ぎに行く時もボートで出かける時も、ニュージーランドの水辺で楽しく過ごすには、安全対策を知っておくことが大切です。
ビーチでは、見た目では分かりにくくとも、強い引き波が発生することがあります。波にさらわれてしまわないよう、必ず監視員のいるビーチの旗印の間で泳いでください。安全のための注意事項については、 サーフ・ライフセービングNZ やアドベンチャー・スマートが情報提供しています。