ゆるやかにうねる緑の牧草地の下には、迷宮のような洞窟や地中の川が隠されています。ワイトモの地名はマオリ語で「ワイ」は水、「トモ」は穴を意味しています。
洞窟見学の一番の方法は、中を歩いたりボートに乗ったりするツアーに参加することです。経験豊かなガイドが洞窟の形成と特有の環境、地学的な重要性について説明し、幾千ものツチボタルの光がきらめく中を小船に乗って進みます。アドベンチャー志向の方には、車のタイヤを使って泳いだり、這ったりしながら地中の川を行くブラック・ウォーター・ラフティングがおすすめです。他にも、アブセイリングや暗闇の中でジップラインをするオプションもあります。どのような方法であれ、不思議な自然の造形に心奪われるに違いありません。
地上にも地下と同じくらいたくさんの見どころがあります。美味しいカフェでくつろいだり、美しいマロコパ滝を目指す遊歩道や石灰岩のアーチ、マンガポフエ・ブリッジの下を歩くウォーキングもおすすめです。
洞窟博物館近くからスタートする遊歩道は、地表に露出した石灰岩層が見られる牧草地帯につながっています。地元のファームショーやガイド付きの乗馬トレッキングに参加すると、一味違うニュージーランドの田舎の生活を体験することができます。オトロハンガのキーウィ・ハウスでは、キーウィなどニュージーランド固有の珍しい鳥類が見られます。
近くのプレオラ森林公園には体力レベルを問わず誰もがハイキングを楽しめる長短さまざまな遊歩道が整備されています。また、ハンティングやフィッシングのツアーも催行されています。