ラッセルは海辺に歴史的建造物が並ぶロマンチックな雰囲気の街です。カフェやレストラン、アート・ギャラリーなどでゆったりと過ごしましょう。
街並みの魅力的なラッセルはベイ・オブ・アイランズ観光の拠点にぴったりです。
ラッセルは歴史的に重要な存在で、港湾設備が建設されたのも、ヨーロッパ系移民が入植したのも、この地が全国初でした。また、オキアト近くにはニュージーランド初の首都がありました。通りの配置と名前は1843年当時から変わっておらず、多数の歴史的建造物が公開されています。
徒歩で散策しながら、伝道所として造られたローマカトリック教の建物としてはニュージーランド最古のポンペリエ・ハウスを見に行きましょう。建築家ルイ・ペレの指揮のもとで建設されたの1841年から42年にかけてのことで、当初はフランスで創立されたマリスト教育修道士会の布教活動のため、印刷や製革が行われ、倉庫としても使用されていました。建物の丁寧な修復作業は賞を授与されたほどで、現在は昔の印刷・製本、製革の方法を実践的に学べる博物館となっています。
ニュージーランド最古の教会であるクライスト教会も訪れてみたい場所です。ニュージーランドで土地戦争があった時代のマスケット銃の弾痕が今もそのままに残されています。
ラッセルは、捕鯨船や貿易船の主な寄港地となっていた19世紀当時は、荒々しい船乗りたちが闊歩する「太平洋の地獄」として知られていました。今日では魅力あるリゾート地となり、たくさんのお店やレストラン、バーが軒を連ね、家族で旅行に訪れる人々で賑わっています。
桟橋からはマカジキ、マグロ、メカジキ、サメなどの大物が目当てのゲーム・フィッシングのボートも出航しています。近くのロング・ビーチは海水浴に最適な海岸です。ベイ・オブ・アイランズのクルーズは毎日催行されており、ラッセルから出発できるものもたくさんあります。
ラッセルへは車を走らせて行くこともできますが、フェリーに乗って渡る方が簡単です。パイヒア発着の旅客フェリーは15分、オプア発着のカーフェリーは5分ほどです。