ニュージーランド人は独創的で奇抜なことが大好きです。一般的なアドベンチャーは一通り揃っていますが、それ以外にも、風変わりで面白いアクティビティがたくさんあります。
南半球の片隅に浮かぶ若い島国であるこの国は、早くから自助自立の精神で独自の文化や技術が生み出されてきました。必要は発明の母と言われるように、長年にわたるモノ創りの意欲はスポーツやレクレーションにも及び、ちょっと変ったアクティビティが次から次へと誕生しています。
巨大なビニール製のボールの中に入って坂道を転がり落ちたり、砂丘をボードで滑り降りたり、正気とは思えないような方法もありますが、ニュージーランドでしか体験できないスリル満点のアクティビティが豊富に揃っています。ここでは地元でも人気のアクティビティを紹介します。
緑深い森林の中をワイヤーで滑空するジップラインは、今注目の絶叫間違いなしの新アドベンチャー。たいていいくつものラインが設けられているので、ひとつのコースを滑り終ったら、また次のラインへクリップを留め直して滑ります。まるで空を飛んでいるかのように、鳥の鳴き声を耳にしたり、周囲の自然景観を見たり、スリルとともに爽快な気分を味わえます。ウエストコースト、クィーンズタウン、ロトルア、ワイヘキ島など、ニュージーランドでは全国各地で体験できます。
ボードに乗り巨大な砂丘を海に向かって滑り降りるサンド・ボーディングを体験するなら、ノースランドを目指しましょう。海岸からそそりたつように広がる砂丘がボーディングにちょうどよい急斜面となっているので、母なる自然がそのままアクティビティの舞台となります。レインガ岬近くの砂丘へはバスで、ホキアンガではフェリーで対岸の砂丘へ行くことができます。ボードに飛び乗り、勇気を出して急斜面を下れば・・・やみつきになることは間違いありません!
リュージュはユニークな3輪付きのカートで、山や丘の上から専用コースを重力のままに下るアクティビティ。ブレーキとハンドルの操作によってスピードは思うままに調整できます。どなたでも参加できるように景色を楽しめる初級コースからカーブや起伏の多い上級コースまで、さまざまなコースが設けられています。終着点からはゴンドラに乗って頂上の出発点へと戻ることができるので、何度でも滑走を楽しめます。リュージュを体験するならロトルアとクィーンズタウンを訪れるのがベストです。