ニュージーランドの海の中では、驚くほど素晴らしい景観が訪れる人々を待っています。
ユニークな地形とアクセスしやすい海岸線、沖合に浮かぶ数百の島々、豊富な海洋生物に恵まれたニュージーランドは、レベルを問わず、ダイビングやシュノーケルをする人々にとって一度は行ってみたい場所です。PADIのダイビングライセンス取得コース(opens in new window)に参加することもできます。
マンタ、イルカ、クジラ、ペンギン、カメ、沈船、ケルプの森、亜熱帯のリーフ、洞窟やアーチなど、アオテアロアの海の魅力に驚くことでしょう。青く澄んだ海を人魚が泳ぐのも目撃されています。
これほど豊かな海ですから、素晴らしいダイビング・スポットはいくらでもあります。その中からいくつかをご紹介します。
プアー・ナイツ諸島海洋保護区は、ニュージーランド随一のダイビング・スポットで、世界でもトップ5に入ると言われています。
特色ある島々は、環太平洋火山帯で噴火した古代の火山の名残りです。青く澄んだ海にはドロップオフや洞窟、アーチ、トンネルが無数にあり、驚くほどたくさんの生き物のすみかとなっています。温かい海は、シャチ、イルカ、エイと様々な魚たちの楽園です。波の下の世界をより魅力的に見せてくれるでしょう。
島には世界有数の海食洞、リコリコ・ケーブがあります。ダイブ!トゥトゥカカ(opens in new window)のツアーに参加してこの素晴らしい場所を探検しましょう。あるいは、フリーダイブ・アオテアロア(opens in new window)でPADIマーメイドの資格を取得すると、人魚になるという夢を叶えつつ、最も新しくユニークな海の楽しみ方ができます。
アラモアナという小さな集落の一端にあるアラモアナ・モールは、港の入り口を泥の堆積から守るために作られた人工の岩壁です。現在では、人工リーフとなったいくつかの沈船やケルプの森にたくさんの魚が集まる、ダイバーにとって魅力的なスポットとして知られています。
この辺りでは、ニュージーランドナヌカザメやテレスコープフィッシュ、エビスザメ、ニュージーランドアシカなどを見ることができます。視界は平均で3~6m、天気の良い日は10mに達することもあります。よく見ると、サンゴをすみかにしているタツノオトシゴやウミウシがいるかもしれません。水上では、運が良ければビーチでホイホ(イエロー・アイド・ペンギン)に会えるでしょう。
ゴート島はニュージーランド初の海洋保護区で、ダイビングやシュノーケルを目的に国内外からたくさんの人々が訪れる場所です。この島はビーチからわずか100mのところにあり、お子様連れや海遊びの初心者にとって魚を見る絶好のスポットとなっています。
鯛をはじめ、カワハギ、レッドモキ、カワハギ、ブルーマオマオなどがいるほか、イルカやシャチ、オットセイもしばしばやってきます。
シュノーケルやダイビングをする場合、道具は持参するか、現地のオペレーターでレンタルしてください。個人でバディと一緒にビーチから海に入るか、ガイド付きツアーに参加して楽しめます。体を濡らしたくない方には、グラスボトムボートのツアーや、透明なカヤック「クリアヤック」のレンタルがおすすめです。
キャバリ諸島はノースランド地方の東海岸に位置する亜熱帯の楽園です。ニュージーランドのファー・ノースの宝、キャバリ諸島でダイビングをするチャンスは見逃せません。夏は特にニュージーランドでも随一の美しさで知られますが、冬も美しいことに変わりはありません。
キャバリ諸島とマタウリ湾の間の海底には、グリーンピースの船だった有名なレインボー・ウォリアー号(opens in new window)が沈んでいます。現在はサンゴやイソギンチャク、様々な魚のすむ人工リーフになっています。ダイビングをしていると、イルカ、シャチ、オットセイ、ザリガニ、アカエイなどに出会えるかもしれません。
カイコウラ(opens in new window)は特別な場所です。山と海が直結したユニークな海岸線は一見の価値があり、冷たい海には驚くほど多種多様な生き物がいます。ここで潜ると、ケルプの森、タコ、エイ、様々な固有種の魚が楽しめます。
アドベンチャー志向の方は、デイヴズ・ダイビング・カイコウラ(opens in new window)のショア・ダイビングへ。岩を越え、水中を探っていると、オットセイが加わってくることがあります。美しいカイコウラ半島の入り江の浅い場所で、ニュージーランド・オットセイと一緒に泳ぐ体験は見逃せません。シュノーケリングを着けて波に揺れるケルプの森に近づき、魚の群れを見る楽しみもあります。シャチやイルカ、クジラがしばしば姿を現すので、周囲をよく見ながら楽しんでください。
コロマンデル半島はダイビングやシュノーケルのできるスポットが多く、とても魅力的です。
名勝カセドラル・コーブの金色の砂浜の目の前はテ・ファンガヌイ・ア・ヘイ海洋保護区になっています。カセドラル・コーブ・ダイビング&シュノーケル(opens in new window)やダイブゾーン・フィティアンガのダイビングツアーに参加すると、付近の素晴らしいスポットを探索することができます。
なかでもマーキュリー・ベイのフィティアンガは特に人気があり、経験豊富なダイバーは、カイメンとソフトコーラルに覆われたネバー・フェイル・ロックにアクセスして、シマアジやカウワイ、ブルーやピンクのマオマオの大群を眺めています。
初心者なら、バンパー・ポイントのリーフでたくさんの魚とウツボが見られます。
シュノーケル派の方は道具をレンタルしてジェムストーン・ベイ(ワイマタ)へ。この水域にいる生き物を紹介するブイを配置したシュノーケル用のトレイルがあります。
世界的に有名なミルフォード・サウンドの大自然の素晴らしさは、水面下にも広がっています。ダイビングで潜ってみると、フィヨルドの絶壁や黒サンゴのいるユニークな生態系など、壮大な海中の風景を堪能できます。漆黒の骨格の上に白く輝く黒サンゴは、通常、深海にしか生息しませんが、ここなら、わずか8mの深さで見られます。
冷たい海ですが、イルカ、オットセイ、サメ、ペンギン、ウナギ、タコ、エイ、イセエビ、カラフルなウミウシなど、魅惑的な体験ができます。テ・アナウのディセンド・ダイブ(opens in new window)は、フィヨルドランドのダイビング旅行を扱っています。10年来の住民として知られるウナギのボリスに会えるかもしれません。
アドレナリンをたっぷりと味わいたいなら、サメと一緒にダイビングをするツアーがおすすめです。牡蠣の産地として、またスチュアート島への玄関口として知られるこの小さな町は、世界でも有数のシャークケージ・ダイビングの名所です。シャーク・エクスペリエンス(opens in new window)のツアーに参加すると、この豪快な生き物を間近に見ることができます。フォーヴォー海峡にはたくさんのサメが生息していて、ホホジロザメ、アオザメ、ヨシキリザメなどを見られる可能性もあります。
スチュアート島の人里離れた手つかずの海岸線は、海洋生物の生息地として最適な環境です。そのため、水中のアドベンチャーにも魅力的な場所となっています。スチュアート島近海にはオーストラリアのグレートバリアリーフから暖流が流れ込むため、通常この緯度では見られないような多様な海洋生物を見ることができます。
ネック半島には1933年に沈没した蒸気船S.S.タラウェラ号が眠っています。今では人工のリーフとなり、色とりどりのサンゴや魚が生息しています。マオリ・ビーチにはとっておきのシュノーケル・スポットがたくさんあり、広大なケルプの森とそこに住む魚たちが見られます。世界最南端の地でのシュノーケルをお見逃しなく。