テ・アラロア - ザ・ロング・パスウェイでニュージーランド全土を歩くと、海、火山、森林、市街地の美しい風景がくまなく楽しめます。
多様性に富んだ風光明媚なニュージーランドの魅力をたっぷりと満喫できるトレイルです。北島の海辺の砂浜、森に覆われた山々の稜線、牧草地、火山群、そして南島の美しい国立公園、高原牧場、山岳地帯の峠など、全長3000kmですべてを網羅しています。
長い旅になるので、1日か2日で都市間を移動することもあれば、大自然の中で最長8日間を過ごすこともあるでしょう。人口の多い北島は行く先々でキャンプ場が利用できます。人影の少ない南島の僻地でも、安心して利用できるハットがあります。
テ・アラロアを歩いた人々は、口を揃えてフレンドリーなニュージーランドの人々との出会いが特別な思い出になったと語っています。素晴らしい大自然はもちろん、ニュージーランドの町や村、マオリのマラエ(集会場)などを通る機会もあります。トレッキングはニュージーランドではトランピングとも呼ばれて多くの人に親しまれており、長距離をこなすスキルは敬意の対象となっています。出会った人に食事に招かれたり、ひとしきり語り合うことになったりすることもあるでしょう。
テ・アラロアとはマオリ語で長い道のりという意味です。その名の通り、1日あたり平均25kmのペースで120日かかる、長距離トレイルです。歩行距離は北島で1,600km強、南島で1,400km弱になります。春の終わりごろに北島北端部のケープ・レインガを出発して南下するのがおすすめです。そうすると南島を真夏から晩夏に歩くことになるので、山道の雪や川の増水をさほど心配せずに楽しめます。
4ヶ月も一度に時間が取れない場合はもちろん、一部区間を選んで歩いても構いません。なかでもクィーン・シャーロット・トラックとトンガリロ・アルパイン・クロッシングは有名です。テ・アラロアを構成するトレイルはキャベッジ・ツリーのロゴで識別されており、全国を網羅するために新たに開かれた道もたくさんあります。所要3日間のモタタプ・アルパイン・トラックもそのひとつで、ニュージーランドを歩き慣れている人もまだ多くは足を踏み入れていません。
全行程を踏破するにしても、スケジュールに合わせて歩くにしても、2011年12月にオープンしたテ・アラロアはアウトドア好きな方に素晴らしい機会をもたらしてくれるはずです。
詳しくは テ・アラロアのウェブサイト(opens in new window) を参照してください。