ペンギンやオットセイの群生地見学など、エコ・ツーリズムの宝庫であるオタゴ半島の観光には一日を予定しましょう。
ダニーデンの大きな港湾の南側に伸びるオタゴ半島は、すでに死火山となった巨大な火口外輪の一部。半島が外洋に面する沿岸部の高い崖が湾を守っているので、湾内は比較的暖かく穏やかです。 オタゴ半島の風光明媚なドライブはまず、ボグゾール(Vauxhall)から出発し、海岸沿いの小さな集落やビーチをいくつか通り過ぎ、タイアロア岬へと到着します。この岬にはアルバトロス(アホウドリ)の群生地があるほか、近隣のパイロッツ・ビーチ(Pilots Beach)ではオットセイ、テ・ラウオネ・ビーチ(Te Rauone Beach)ではアシカの姿を目にすることができます。 高く険しい崖が続くオタゴ半島の南側沿岸部には、崖頂上の見晴台やビーチ、ペンギンの営巣地、オットセイの群生地へ続く遊歩道があります。ビクトリー・ビーチ(Victory Beach)ではエジプトのピラミッドのような形状からザ・ピラミッズ(The Pyramids')と呼ばれる奇岩、アトラス・ビーチ(Allans Beach)ではイエロー・アイド・ペンギン(キガシラ・ペンギン)やオットセイ、アシカを目にすることができます。 ダニーデンへの帰路は、ポートベロ(Portobello)を出発し、オタゴ半島の海岸線を走るカーブの多いハイクリフ・ロード(Highcliff Road)を走ります。途中では、サンディ・マウント・ロード(Sandy Mount Road)を入りキャズム&ラバーズ・リープ(Chasm and Lovers Leap)を訪れたり、1860年代から1938年まで使用されていた古い3機の石灰の古窯を見学したり、シール・ポイント(Seal Point)へ通じるシールポイント・ロード(Sealpoint Road)に入り、サンドフライ湾(Sandfly Bay、ブヨに似たサンドフライではなく、巨大な砂丘から砂が飛ばされることから名付けられた)を訪れたり、いくつかの寄り道もできます。ニュージーランドで唯一の城、ラーナック城もハイクリフ・ロードの途中で訪れることができます。