2-4 時間 15 km (片道)

ハイライト

  • トンガリロの世界遺産登録地域
  • 開拓時代の豊かな歴史
  • エレガントな高架橋

ロケーション

クロスカントリー

グレード2 |初級者向け

自然と文化の豊かな歴史を受け継ぐ旧街道に沿ったトレイルです。原生林や昔の鉄道跡、石畳の道などを通ります。

トレイルの特徴

半日アドベンチャーにぴったりのオハクネ・オールド・コーチ・ロードは、流れの良さに加えて、開拓時代の歴史と美しい森、火山の眺めが素晴らしく、人気を集めています。トレイルは主にトンガリロ国立公園の裾野にある石畳の古道に沿って延びています。この道は1909年に鉄道が1本につながるまで、未敷設の区間を結んでいました。

地形は概ねなだらかで、何箇所かにちょっとした上りはあるものの、幅広い体力レベルの方に適したトレイルとなっています。もっと手応えのあるライディングを望む場合は、マウンテンズ・トゥ・シー・サイクル・トレイルに接続して、数日間に及ぶ道のりを走破してもよいでしょう。

体力のある人ならオハクネからどちら周りで走っても構いませんが、ホロピトまでシャトルで移動すれば大半が下りとなり、町まで楽に戻れます。町の手前には1981年のニュージーランド映画『スマッシュ・パレス-孤独な暴走-』で有名になったレッカー車の解体場があります。名前のわかる旧車があるか、チェックしてみてください。

ホロピトは国立公園の一端に位置しています。錆びついたタオヌイ高架橋の残骸を過ぎ、鬱蒼とした原生林に入ると、トタラやリムの巨木と葉のとがったキャベッジツリー、シダ類が生い茂っています。

沿道でも特に壮大な景色が眺められる場所といえば、旧ハプアフェヌア高架橋です。2009年に愛好家の尽力で修復された全長294mの橋は、気高く優雅な印象の傑作で、ニュージーランドに数あるトレイルの中でも随一の写真スポットとして知られています。

どこか不気味なトンネルと、ワイマリノ平野のパノラマ風景を見渡せるトレイル終点近くの爽快なダウンヒルもハイライトとなるでしょう。

トレイル上には馬車道の開拓や鉄道の敷設にまつわる物語を紹介するパネルがいくつも設置されていて、ブッシュに野営し、キャベツスープを食べて自家製のグロッグ酒を飲んで暮らしていた労働者の様子がわかるようになっています。当時の人々はその労苦が後にレジャーで親しまれることになるとは思いも寄らなかったことでしょう。

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