マヒア半島には多様なビーチが点在しています。砂浜はもちろん、岩がちな磯や波の押し寄せる広大な岸辺もあります。
ポバティ・ベイとホークスベイの間に位置する丘陵地から南に大きく突き出した半島は、マオリの伝説では英雄マウイの釣り針、テ・マタウ・ア・マウイとして語り継がれています。
サーフィンやフィッシング、ダイビング、カヤック、海水浴の好きな人にとっては、天然の遊園地のような環境に恵まれています。町を拠点にのんびりと休暇を過ごすとよいでしょう。数あるビーチはそれぞれに美しく、さらさらとした砂浜、岩がちな磯、力強いうねりの入る湾、波のおだやかな入り江など、特長も様々です。
ブラックス・ビーチの黒い砂浜や、ひっそりとしたポウタマ・ビーチ、マヒア・ビーチなどを訪れてみてください。サーフィンに出かけるなら、マハンガ・ビーチとザ・リーフスがおすすめです。
マヒア・ペニンシュラ・シーニック・リザーブは時間をかけて歩きたい景観保護区です。374ヘクタール (935エーカー) の広大な範囲は、北島イーストランド地方の低地に残された数少ない沿岸性森林のひとつです。タワ、コヘコヘ、レワレワ、カラカ、リム、マタイ、カヒカテアといった在来種の樹木の中に、全長3.5kmの遊歩道があります。1周の所要約2時間のトラックは所により急な坂道になっていますが、途中のピクニックエリアで休憩できます。周囲にはニカウやリム、レワレワが茂り、直射日光を避けて爽やかなひと時が過ごせます。
半島の東側には、ピコ・オ・テ・ランギ、あるいはコロネーション・リザーブと呼ばれる保護区があり、岩場にできたくぼみが天然のプールのようになっています。植民地時代初期、キリスト教をマオリに布教しに来たウィリアム・ウィリアムズ主教は、この場所を洗礼盤として使っていました。また、近くの岩壁には、聖書が保管されていたと伝えられています。