4-6 日間 78.4 km

ハイライト

  • ユニークかつ多様な風景
  • 興味深い植生
  • グリーンストーンにまつわる遺跡

ロケーション

  • by car:

    ウエストポートから1時間10分

  • by car:

    タカカから1時間

難易度: 初級〜中級者向け

タソックの茂みとニカウヤシの生育する緑豊かな森林を抜け、ウエストコーストの荒々しい海岸に至るこの道は、古来マオリの人々が往来してきました。

Trampers, Heaphy Track, Nelson, NZ-2
ネルソン・タスマン
Hiking the Heaphy Track, ネルソン・タスマン

コントラストを楽しむ

数あるグレート・ウォークのなかでもヒーフィー・トラックは特に明瞭なコントラストが楽しめるコースです。区間ごとに特色が異なり、うっそうとした降雨林、亜高山帯のタソックの草原、高く険しい山々、低地林とヤシの木に縁取られたビーチへと風景が変化していきます。全長82kmの本格的なコースですが、刻々と変わる景色が足の疲れを忘れさせてくれます。

トラックのあるカフランギ国立公園は全国で2番目の規模を誇る国立公園で、オオマダラキーウィの生息地となっています。カフランギで目にする岩の造形は、地質学者でなくとも興味深いものに映るでしょう。石灰岩や大理石を基盤とする一部の地域では、多数の洞窟と絶壁、天然のアーチ、陥没穴、浸食を受けた岩が特徴的な風景を形作っています。ニュージーランドで最大の洞窟群もこの公園内にあります。

ヒーフィー・トラックはもとはゴールデン・ベイ周辺からポウナム(ヒスイ)を求めて西海岸側の川へ向かったマオリの人々が通行した道です。ポウナムは道具や武器、装飾品に加工され、珍重されていました。

ヒーフィー・トラックを歩く

1日目 ブラウン・ハット > ペリー・サドル、17.5km

ブラウン・ハットから出発し、ブラウン川の上流に向かって歩いていきます。ブラウン川にかかる橋を渡ると、その先から次第に上りになり、アオレレ渓谷の美しい景色を見渡せる尾根に至ります。よく晴れた日には、北島のタラナキ山を望むこともできます。このトラック上ではここが最も標高の高い場所となります。その後少し下りになり、ペリー・サドル・ハットまで歩きます。近くにある天然のプールは充分な水深があります。水温が低いので、誰にでもおすすめできるわけではありませんが、泳ぐと疲れが吹き飛ぶほど爽快な気分になれます。

DOC logo

環境保全省

詳しい情報とハイキングマップは下記のリンク先で参照できます。

ヒーフィー・トラック(opens in new window)

関連情報

宿泊

トレッキング中

ヒーフィー・トラック上には、DOC(環境保全省)のハットが7ヵ所、キャンプ場が9ヵ所あります。ハットでは暖房設備とトイレ、寝台、水が利用できます。一部はガス調理設備と照明も設置されています。 ハットもキャンプ場も事前予約が必要(opens in new window)です。 

トレッキング前後

ヒーフィー・トラックは周回コースになっていないので、東から西へ歩くか、西から東へ歩くかのいずれかを選択することになります。西側から出発する場合はウエストポートの様々な宿泊施設が利用できます。東側から出発する場合は、ネルソン地方のタカカの町に多数の宿泊施設があります。  

ツアーで歩く

トレッキング専門のツアー会社がいくつもあり、ガイド付きのトレッキングを催行しています。以下はその代表的なものです。

個人で歩く

このトラックを個人で歩く場合は、DOCで宿泊施設を予約する必要があります。料金はコースによって異なりますので詳ししくはDOCウェブサイト(opens in new window)をご参照ください。ピーク時期は早めの予約をおすすめします。

関連情報

  • 全国のDOCビジター・センターでハットやキャンプ場の予約を代行しています。ただし所定の予約手数料がかかります。 
  • ニュージーランドでアウトドア体験を満喫するために、アウトドアと安全 についてよく理解しておきましょう。
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こんなコースもあります

人気の高いグレート・ウォークのひとつ、ルートバーン・トラック

泊りがけハイキング