私たちはニュージーランドへ渡航する旅行者のみなさまに安全で楽しい時間を過ごしていただきたいと願っています。
ニュージーランドは犯罪率が比較的低く、風土病や伝染病もほとんどなく、医療水準が高いので、概して安心して旅行できる国と言えるでしょう。しかしながら、自身の安全や所持品の管理については、他国の旅行中や自国にいる時と同じように注意を払う必要があります。パスポート、クレジットカードなど重要なものはコピーをとって、オリジナルとは別に保管してください。デジタルカメラやタブレット、スマートフォンなどの貴重品は、モデルや製造番号、シリアルナンバーなどを控えておきましょう。緊急の場合には111をダイヤルしてください。
盗難にあった時、所持品を紛失した時は最寄りの警察署にすみやかに届け出てください。
ニュージーランドで運転する際の注意事項
ニュージーランド特有の自然は多くの旅行者にとって大きな魅力となっていますが、アウトドアにともなう危険性を軽視してはなりません。
市内の公園を歩くのと、国立公園の自然の中を歩くことは全くの別物です。行き先については入念に下調べをして、現地のDOC(環境保全省)ビジターセンターやi-サイトの観光案内所に助言を求めることをおすすめします。
詳しくは、アドベンチャー・スマート(AdventureSmart)のウェブサイト(opens in new window)を参照してください。
海に囲まれ川と湖も多いニュージーランドでは、遊泳やボート、フィッシングなど水に親しむアクティビティが盛んです。しかし、水難事故には十分注意をする必要があります。
ビーチや川、湖で安全に過ごせるよう、ニュージーランド水上安全局(Water Safety New Zealand)(opens in new window)やアドベンチャー・スマート(AdventureSmart) のウェブサイト(opens in new window)を参考にしてください。
ニュージーランドの緊急電話番号は111です。無料でかけられます。
警察や消防署へ緊急通報する場合や、救急車や捜索救援を呼ぶ場合には111をダイヤルしてください。日本のように警察と消防で番号が分かれてはいません。
ニュージーランドの主要都市、地方の都市や町にも警察署がおかれています。各警察署の連絡先は、地域別の電話帳に記載されています。
危険を感じたら躊躇せず警察に通報してください。盗難や犯罪はすぐに警察へ届けましょう。
ニュージーランドの主要携帯電話会社3社(Vodafone, Telecom, 2degrees)では、海外旅行者向けにテキストメッセージのサービスを提供しています。
今現在いる場所や旅行予定をテキストメッセージとして7233(SAFE)へ送信しておくと、データベースに保存され、警察が必要なときにアクセスすることができるようになっています。
7233へ送信すると受信確認として、「危険な場合は111へダイヤルし警察に通報してください」という自動応答が返ってきます。
警察とニュージーランド政府観光局では、このサービスを利用するよう旅行者に勧めています。必要な場合に、家族や友人に、今どこで何をしているのかを知らせる有効な手段となります。
常識的な注意事項を守っていれば何事もなくニュージーランド旅行を楽しめるはずですが、もしも事故で負傷した場合、ニュージーランドの事故補償制度(ACC)が旅行者にも適用されます。
ニュージーランドでは事故の加害者や当事者に対し損害賠償を請求することができません。そのかわり、ACCが医療面の費用を補助することになっています。ACCは事故にあった旅行者がニュージーランドにいる間の医療費ならびに入院費の一部を補償します。
ただし、ACCがすべてを負担するわけではありませんので、任意保険に加入しておくことは重要です。
従って、出発前に個人で任意の旅行傷害保険に加入することを強くお勧めします。ニュージーランド国内の医療機関は公立、私立とも高水準のサービスを提供していますが、事故でACCが補償する場合を除き、すべて有料です。
旅行中に使用する医薬品を持ちこむ場合、税関で証明できるよう、かかりつけの医師に英文の処方箋を出してもらって持参してください。また、ニュージーランドで薬剤を入手するためには必ず医師の処方箋が必要となります。
なお、ニュージーランド入国に際して義務付けられている予防接種はありません。
ニュージーランドご旅行中にドローンの使用を予定されている場合は、使用に関する規則及び規制を事前に充分ご理解いただく必要があります。