サザンアルプスのスキーリゾートは夏の間、ダウンヒル天国になります。チェアリフト2基でマウンテンバイクごと上に移動できるのでとても便利です。
サザンアルプスの山岳地帯、ワナカとクィーンズタウンのほぼ中間に1するカードローナ・バイク・パークにはニュージーランドでも有数の長距離ダウンヒル・トレイルがあります。標高のある険しい山でのマウンテンバイクには、ヘリの手配やハードなアップダウンをこなす技能が求められます。その醍醐味は限られた人たちだけのものでしたが、ここカードローナ・アルパイン・リゾートは違います。ダウンヒル、クロスカントリーとも幅広い層の人々が楽しめるよう、夏期に2基のチェアリフトを運転し、全長30kmを超えるトレイル網を提供しています。雪のない時期はダートで遊ぶ、を体現したバイク・パークの好例と言ってもよいでしょう。
専門家の設計に基づいて建設されたトレイルは計17本。どれも壮大な景色が素晴らしく、好みや技能レベルに合わせて選べます。最も長い「リアル・ジャーニー」は3km以上あり、のんびりと楽しみたい方向けです。中級向けの「アルカディア」は、適度に岩場の混じったカーブの多いトレイルで、スピード感あふれる下りが味わえると好評です。
上級以上の究極のトレイルも5本あります。「DTL」は高度な技能を求められる岩がちな尾根を走ります。全国選手権大会を想定して造られた「ダートスター・ダウンヒル」はブラックダイヤモンド級の人気トレイルで、極限のスキルと度胸が試されます。
チェアリフトを使うなんて邪道だという方には「オキシジェン・シーフ」がおすすめです。酸素泥棒という意味のクロスカントリー・トレイルはよいトレーニングになるでしょう。その気になれば、カードローナの谷底からリゾートまでの12kmを登坂するというチャレンジも可能です。
リフトは10amから4pmまで、金曜は8pmまで運転しています。半日、1日、シーズンと各種のパスあり。リゾートで高スペックのフルサスペンションバイクやダウンヒルバイクをレンタルできます。ワナカ中心街やクィーンズタウンで借りたものを持参してもよいでしょう。
また、カードローナではスキルアップのためのスクールが開催されています。ワナカ、クィーンズタウンからのシャトルは毎日運行されています。カフェやアパートメント、ウォーキング用やカート用のトレイルもあるので、リゾートに行くだけで多彩な楽しみ方ができます。
ガイド付きツアーなら細かい手配を気にせず走ることに集中できます。セルフガイド式のツアーもあります。
都市郊外の森林から山岳地帯の尾根に至るまで、これほど多様性に富んだ環境をマウンテンバイクで満喫できる国は世界でも稀です。事前に計画を立て、ニュージーランドでマウンテンバイクを安全に楽しんでください。
ニュージーランドでマウンテンバイク旅行を計画するなら、 旅に役立つ情報を一通り読んでおきましょう。
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