サーフ・ハイウェイ45を旅するなら、1881年に建設されたエグモント岬灯台にぜひ立ち寄ってみましょう。

タラナキ海岸の最西端に立つエグモント岬灯台は、夜になると8秒に1回白い明かりを点滅させ、22海里離れた船にもその正確な位置を知らせています。 この灯台は1800年代半ばにロンドンで製造され、1865年鋳鉄製の部品が船でニュージーランドに運ばれ、ウエリントンの北にあるマナ島(Mana Island)で組み立てられました。しかしこの灯台の明かりはウエリントン・ヘッズの灯台のものと混同されたらしく、船の事故が相次いだため、適切ではないと判断されました。 1881年、灯台は解体されてエグモント岬へ運ばれました。巨大な鋳鉄製の部品はボートで岸まで運ばれ、何頭もの雄牛が引くそりに乗せて組み立て現場まで移動したのです。 当事、エグモント岬から数マイルのところにあったパリハカという村は、テ・フィティ・オ・ロンゴマイとトフ・カカヒが率いるマオリの非暴力運動の中心地でした。 パリハカの人々は消極的でありながら効果的な抵抗で、灯台の建設を遅らせました。植民地政府はそれに対抗して約40名の警官隊を配置し、1881年8月1日、ついに灯台に明かりが点ったのです。 1986年に自動化された現在の灯台へ行くには、国道45号線でプンガレフ(Pungarehu)まで行き、町のすぐ南で右に曲がってケープ・ロード(Cape Road)に入ります。そこから5km、この道の突き当たりまで進むと到着です。

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