ダウトフル・サウンドはニュージーランドで最も深く2番目に長いフィヨルドです。マナポウリからアクセスできます。
静寂の世界として知られるダウトフル・サウンドはニュージーランドで最も水深があり (421m) 2番目に長い (40km) フィヨルドです。近くにあるミルフォード・サウンドと比べて入り口が狭かったため、キャプテン・クックは中には入らず、ダウトフル・ハーバーと名前を付けて立ち去りました。
周辺のフィヨルドと同様、ダウトフル・サウンドの水は混ざりあわずに二層に分かれています。水面から数メートル下までは、周囲の山々から流れてきた淡水が溜まっています。それより下は塩分を含んだ海水です。それぞれ屈折率が異なるため、水中は光が透過しにくい環境になっています。その結果、黒珊瑚のように本来は深海にしか生息しない様々な生物が比較的浅い場所にいます。
ダウトフル・サウンドでは雨の多い時期にはひときわ素晴らしい滝が見られます。ホール・アームのブラウン滝は落差619m、ディープ・コーブのヘレナ滝は220mあります。野生動物もまた、このフィヨルドの魅力です。バンドウイルカやオットセイ、ペンギンなどの姿を探してみましょう。
ダウトフル・サウンドを訪れるツアーはマナポウリから出発しています。途中、ウィルモット峠を越えるバスからも素晴らしい眺めが楽しめます。フィヨルドでは遊覧クルーズのほか、シーカヤックでの探索もできます。