アロータウンは豊かな物語を受け継ぐ歴史ある街です。修復されたコテージと街路樹の並ぶ通りを散策し、金鉱の跡地を訪れてみてください。
国内でも最も絵になる街として知られるアロータウンは、かつて金脈のあるアロー川沿いに位置しています。ここ集落ができたのはオタゴがゴールドラッシュの最中にあった1862年のことでした。開拓者が続々とコテージを建てて急成長し、商店やホテル、教会もできました。当時の建造物は60ヶ所以上に現存しています。
川辺にある中国人鉱夫の居住地の保存地区は特別な見どころです。1868年に入植した中国人鉱夫が建てた小屋が残されていて、当時の様子をうかがい知ることができます。
バッキンガム・ストリートにあるレイクス地方博物館は、ニュージーランドでも特に優れた小規模博物館のひとつです。多種多様な展示を見ていると、サザン・レイクス地方初期のマオリの暮らしぶりや苦難の開拓時代、1800年代半ばから終わりにかけてゴールドラッシュに沸いた様子がよくわかります。
現在も川沿いで砂金採りはできるものの、金鉱そのものは廃れてしまい、アロータウンは観光地として注目されるようになっています。地元のゴルフコースで腕試しをしたり、古い馬車道だけで通じているメースタウン(Macetown)という廃村へ四輪駆動車のツアーで行ったりしてもよいでしょう。
冬の手前、4月から5月にかけては、落葉樹が色鮮やかに染まります。4月の最後の週に、美しい季節とアロータウンの豊かな歴史を祝して、フェスティバルが開催されます。
アロータウンには、さまざまなレストランやカフェ、魅力的なお店が並んでいます。
基本情報:人口約2200人、インフォメーション・センター、ガソリンスタンドあり。