ケープ・レインガ(レインガ岬)はニュージーランド最北端に位置しています。目の前で2つの海がぶつかるこの場所から、マオリの人々の魂は最後の旅に出かけます。

タスマン海と太平洋の2つの潮の流れが激しくぶつかり合う様子が見える岬の北端には、樹齢およそ800年と言われるポフツカワの老木が斜面にしがみつくようにして立っています。マオリの伝承によると、死者の魂はこのポフツカワの木に飛びおり、木の根を伝って地中に入り、先祖の故郷と語り継がれているハワイキの島へと旅立っていくということです。

地理上のニュージーランドの最北端はノース・ケープですが、科学調査の対象となっている保護区内で一般には公開されていないので、実質的には最北端への旅はレインガ岬が終点となります。

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